内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

本 贖罪 ★★★★☆

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『告白』の湊かなえの、たぶん第3作。今年の6月に出てすぐ予約して、半年待ちで今回ってきました。

子供の頃殺人事件の目撃者4人の女性が、15年後それぞれの半生を手記の形で被害少女の母に語るんだけど、それぞれ目撃したという事実がのろいのように人生を狂わせ、壮絶。

全く別々の道を歩んできたようで、最後はあの事件の元の元、被害少女の母の罪へと繋がるところが、また嫌な気分を盛り上げる。

でも最後のエピローグでちょっとなごむ。

なかなか面白かったです。4.5点くらい。

それにしても、作家って大変だなぁと思うわけです。

『告白』があまりにも衝撃的だっただけに、読者は次を期待する。
同じ作風でもワンパターンって言われるだろうし、違う作風だと期待し外れといわれるだろうし。。。
前作より面白いものを書いても、読者のほうにも慣れが出てきて、最初のような衝撃はないし。

そういう意味では、毎回違う作風で楽しませてくれる東野圭吾、逆に究極のワンパターン山村美沙はすごいのかも。