内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

ミュゼ浜口陽三:ヤマサコレクション

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お醤油のヤマサが持っている美術館ということで、「浜口陽三」という名前を初めて名前を知りましたが、興味がわいていってきました。

浜口陽三はパリで成功した銅版画の画家で、「メゾチント」の項目で、「カラーメゾチントの新しい技法を開拓した作家」だそうです。

銅版画の手法「メゾチント」も初めて知りましたが、銅板に縦横斜に切れ目をいれ=繊細な背景、色を載せたくないところ=絵の部分、を潰していくという感じの手法。カラーの場合、この原版を色別に4種類作って重ねていく、とても緻密で時間のかかる創作活動だと思いました。

同じ黒でも溝の幅や深さ、重ねる色によって微妙に違う黒、そこにふわっと、さくらんぼや蝶のモチーフが浮かんで、光の神聖さを感じました。