宗教絵画は一番好きなジャンルなので、とても見ごたえがありました。
特に14世紀~15世紀の宗教絵画は、文字の読めない民衆へ向けて、キリストの威光を感覚的に伝えるために、神々しく美しく神聖で信仰心があふれ出る作品には心を打たれるものがあります。
美術館一押しの作品は、ヒエロニムス・ボス《愚者の石の除去》。
一見、椅子に座っている人の頭にナイフを刺さっていて、なぜかみんなで見ている絵だと思ったら、
ナイフじゃなくて、人の頭から花を取り出しているところだそうです。
頭に本を載せている人がこの人の奥さんで、その隣の人は司祭だけど奥さんの不倫相手、頭から花を取り出している人はお医者さんで頭にかぶっている漏斗は愚行を象徴しているそうです。
・・・へんなの、