内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

映画 FLOWERS フラワーズ ★★★☆☆

最近、「家族」というキーワードに非常に弱いらしい。
なので、「命」とか「家族」とかを前面にドドーンと押し出されると、正直うるっとくるところもあったけど、肝心な「女性の生き方」がまったく薄っぺらく、表面のきれいなところだけなぞってるような感じ。

映像もきれい、出演している女性達もきれい、ストーリーもきれい。
だけど、全部きれいなだけで深みが無い。深いところは、見た人の想像で補わせる作り。(それはそれでうまいのか・・・)

親の決めた結婚をする凛、結婚への悩み・不安しか描かれていないけど、たぶん凛の人生、メインはそこじゃない。たぶん夫は戦争に行くだろうし、そこからの人生こそ、その時代を強く生き抜く女性の姿。

まあ、6人の人生を120分で見せるんだから、深さなんて無理なのかもしれない。きれいな部分からいろんな人生を推察させるという手法、映像作家ならではの作品なのでしょうね。

それにしても、ひろすえはひろすえで、おほしさまの歌声はMK5を思い出させ、雪の中電車に乗るシーンはぽっぽやで、ほんとうにひろすえはひろすえを演じるのが上手というか、ひろすえを演じているからどの役でもひろすえになってしまうのか・・・とにかくひろすえはひろすえでしたということです。