内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

本 海賊とよばれた男/満願/女のいない男たち

8月に読んだ本3冊

海賊とよばれた男 ★★☆☆☆
偉大なる出光創業者の話。伝記っぽい。
どこまでが史実なのかわからないけど、ほぼ本当だとすると鐵造さんはあまりにもすごい人すぎる。
人徳が人を集め運を呼び、たくさんの大きな苦労をしながらも、日本国の利益のために行われる勇気ある決断は、会社を大きくし社員を守り幸せにし、最終的に日本の発展に貢献していく。
面白かったけど、ただただ、すごいなぁという感想。当たり前だけど自分と重なるところが少しもなく、私の人生において参考になるようなこともなく、新たな驚きとか発見とかも薄い。
戦後、今の日本経済を作ってきた偉大な日本人に敬意を払いつつ、中東の石油利権をめぐる争いの歴史という視点では興味深かった。
本当にどうやったらこんな人徳が身に付くんだろう。もともとの資質だとしたら、私は再びこのような人が生まれてくるのを祈るしかない。

満願 ★★★☆☆
直木賞候補になった作品。短編5話中2話は★5つ。どれも楽しい話じゃないんだけど、不快な気分のまま終わるのと、暗いながらもすっきり読めるのとがあった。

女のいない男たち ★☆☆☆☆
全然面白くない。大人が中二病をこじらせた話。地位も名誉もある大人にはもっとしっかりしてほしい、せめて小説のなかでは。。。