イギリスの田園でゆったりと暮らす、結婚45年目を向かえた子どものいない夫婦。
夫に届いた1通の手紙がきっかけで、なんでも分かり合えていると思っていた夫婦の絆にとげが刺さったような小さな傷が入ってしまう。
その傷は、見た目は小さいけど深く深く刺さって、、、
だんだん大きくなっていく隙間に気持ちがずれていく。
自分との写真はないのに、死んだ恋人の写真はたくさん隠してあって、そのうえ妊娠までしているようで、、、傷つく妻。
これは何歳になっても何年経ってても傷つきます。
死んだ恋人を懐かしみ、若い自分を思い出し、歳をとったことにちょっと抵抗してみたりして。一人で過去に気持ちを戻して、妻の心に刺さった棘に全然気が付かない夫。
夫にとって昔は昔今は今なのかもしれないけど、そんな夫を妻は今までと同じ気持ちで見ることができるのか。。。
私の心にもじんわり重くのしかかってくる映画でした。