「沖晴君の涙を殺して」額賀 澪
震災で家族を失った沖晴君。
喜び以外の感情を無くしてしまったけど、死を前にした京香との絆が強まるにつれ、感情を少しずつ取り戻していく。
京香が死んだあとも他の人との交流を続け、命の誕生にも立ち会い、幸せなこれからを生きていくことができますように 。
「ひとり旅日和」秋川滝美
居酒屋ぼったくりの作家さんの別シリーズです。
主人公の日和ちゃんは、対人関係が苦手で仕事もあまりうまく行っていない日々。
数少ない自分を気にかけてくれる人たちからの勧めで、一人旅をしてみることになり、それをきっかけに、自分に自身を付けて人とのかかわりの楽しさも知り、生き方の上手になっていく話。
旅先での美味しそうな料理や訪れた場所が楽しそうで、私も行きたくなりました。
「家族、捨ててもいいですか?」小林エリコ
家族捨ててもいいですか?というタイトルとは違って、全然家族を捨てられない人でした。
私のほうがたぶんずっと家族離れしていると思ったけど、家族を捨てられないからこそ病気になってしまうんだと思います。