西加奈子 『窓の魚』
図書館の新着コーナーにあった、装丁がきれいで目に留まった本です。
西加奈子さんの本は初めて読みましたが、1ページにさっと目を通し、その本全体の景色と人物の内面が見える文章だと思いました。
ハル、ナツ、アキ、、、遠い山、
冬は?誰?
人の心はバラバラ、それぞれがそれぞれの思いを持って過ごしている。内側のことはわからない、だけど一緒にいる。バラバラでも一緒にいる。
ちおうさんは、わたしのことがわからない。たぶん。
わたしもちおうさんのことはわからない。でも私のことを大切にしてくれようとしていることはわかる。
わからないけど一緒にいる。みんなそうなんだ。