内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

本 『窓の魚』 ★★★★☆4.3

西加奈子 『窓の魚』

図書館の新着コーナーにあった、装丁がきれいで目に留まった本です。
西加奈子さんの本は初めて読みましたが、1ページにさっと目を通し、その本全体の景色と人物の内面が見える文章だと思いました。

ハル、ナツ、アキ、、、遠い山、
冬は?誰?

人の心はバラバラ、それぞれがそれぞれの思いを持って過ごしている。内側のことはわからない、だけど一緒にいる。バラバラでも一緒にいる。

ちおうさんは、わたしのことがわからない。たぶん。

わたしもちおうさんのことはわからない。でも私のことを大切にしてくれようとしていることはわかる。

わからないけど一緒にいる。みんなそうなんだ。