奥田英朗さんの「無理」。
ゆめの市なのにゆめを抱けない田舎の町に暮らす人たちの話。
それぞれは、何の接点もないのに、どんどんそれぞれが落ちて行って、最後は1つにまとまるんだけど、まとまるというか、いやな問題が闇の部分が表にでるだけ、解決は全員無理。なはなしでした。田舎に生まれなくて良かった。と。
監禁されちゃう女子高生。最悪の事態は避けられたけど、これから待っているのは最悪の人生。
市議会議員は地元のしがらみに足をとられて本当にダークサイドに落ちていく。
元ヤンキーの詐欺商法の社員。元ヤンだけに、罪悪感はないながらも、その世界でのまっとうな社会生活を送っている。なのにやっぱりその世界の中でしか生きられない。
あとは、宗教にはまる人、市役所職員・・・
なんか本当にすっきりしない最後ではありますが、最悪な状況が露呈したところ、とはいってもどのケースも解決はほど遠いとう現実。
地方に生まれなくて良かったです。
今回もアマゾンのレビューの人たちは上手です。
アマゾンレビュー
