1篇1篇は繋がってないようで繋がっている部分もあって、これはホテルローヤルに染み付いた「記憶」を辿っているんだなと思った。
全体的にホテルローヤルの持つ、人々の裏側を見てきたっていう雰囲気が漂って、どれも暗くて読後感が悪い。
直木賞らしいといえばそうなのかもしれないけど。
全体の構成とか人物相関などは、とても考えられてるなと思ったけど、最後までよんで、ふぅーん、そうだったんだぁ、でおしまいになってしまった。
面白くないわけではないんだけど、心に響くものがないって感じで★二つ。
まぁ、みんな面白いって言ってるから私一人くらいあんまりって言っても良いよね。