「ユウくん」を虐待している場面から始まって、「ユウくん」という名前の3人の子どもと母親の日常の話が続く。
どの家庭も子どもを育てるのにいっぱいいっぱいで、ハラハラしつつも共感してしまうところもいっぱい。
結局、どの家も男親っていうものは、大きな子どもで、子育て、家事にまったく役にたたない、ということ。
よかったな、と思う家族もあれば、どうなっちゃうんだろう、と心配なまま終わっちゃう家族もあって、幸せになってくれることを祈るばかりです。
★★★★☆
<追記>
専業主婦の「あすみ」は、「優くん」の問題行動が発覚したとき、ママの好きな子どもを演じてたって言われてショックを受けてたけど、どんな優くんだって愛してるって言ってあげられなかったんだろう。そう言ってほしかったっていう気持ちがムクムクと湧いてきてじわじわ心に響いてくる作品だと思いました。