内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

映画 世界で一番ゴッホを描いた男

以前、ニュースの映画コーナーで紹介されていた作品。
単館っぽい映画なのに、珍しくイオンで上映があったので見てみました。
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中国の複製画を産業としている村で、写真やカタログを元に何万枚ものゴッホの複製画を描く主人公の男。
本物を見たいいう気持ちが抑えられなくなり、家族を説得し煩雑な手続きを乗り越え、
ヨーロッパへゴッホをめぐる旅に出る。

中国の複製画産業を担う「都市」と出身地の「田舎」の対比、中国の家族感だったり、
普通の庶民が外国に旅行に行くということの大変さとか、
普段接しているニュースとかでは見えない中国の今を感じいます。

ヨーロッパに行って、自分の描いた絵がお土産屋さんで高く売られているのをみたり、
本物のゴッホの迫力に圧倒されたり、
ゴッホの足跡をだどって旅する中で、自分のアイデンティティと向かい合ったり、
切なくなる場面もたくさんありました。

最終的に、自分のオリジナリティについて考えることになり、仕事としての複製画と折り合いをつけながら生きていかなきゃいけないんだけど、人生ってそういうものだよなと思いました。