内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

映画 コクリコ坂から ★★☆☆☆

正直、微妙。
映画としては★2つ、テレビのアニメなら★4つつけてもいいかな。

なんといってもストーリーが面白くない。あまりにも少女漫画チック。
ただの初恋物語。単純で複線もなにもない。

登場人物に魅力がない。主人公の男の子も女の子もちょっとかわいそうなところを持ったただの良い子。はじめから良い子で終わりまでそのまま良い子。成長はない。回りを固める脇役も大人も子供もみんな良い人。

普通の少年少女が普通の大人たちに囲まれて、普通に学生生活をおくる話。わざわざ映画で見なくても良い。

あっ!その普通がすごいのか。今は普通が貴重だからね。
そうか、そうだったのか。。。
でも1800円は高すぎる。

<追記>
そっか、みんなの感想みてると、ふむふむと思うところも多々あり。

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父が戦争で死に、母は仕事で渡米中、妹弟を支え、下宿をきりもりする海。そんな母親を持った少女の、「一人で生きられる」と言わんばかりの気丈な表情。

そんなかたくなな少女が、屋上から飛び降りて自己主張する破天荒な青年に恋をする。

ふたりっきりで何もしゃべらず黙々と作業する距離感、
はじめての二人乗りで思いがけず青年の背中に触れてしまう瞬間、
コロッケをもらって少し顔をほころばせる瞬間、
顔を横によせられ頬をそめる瞬間、
微妙な避けられ方に少しずつ心に陰が落ちる流れ、
二人の恋に線引きしてしまう雨のシーンで、一度グッと海を引き寄せる風間、
それでも前に進んで行こうと笑顔で声をかける海の、廊下の隅で一度緊張をとく仕草、
満員電車の二人の距離感、
ラスト風間が海を抱き寄せる瞬間、

ひたすら、人物の視線や仕草が細かく描かれ、かたくなに表情を崩さない少女に少しずつ嬉しさや、悲しさや、切なさを帯びた表情が加わっていく。

そして母に再会した瞬間、今までグッとこらえていた感情がふきだし号泣する。
「娘が恋をしている」と気づく母親の表情もとても良かった。

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と、ヤフーのユーザーレビューに書いている人がいて、そういう目線でみるとそうか。と思った。でも、やっぱり少女漫画にでてくる少年少女で、主役の二人に共感できない。設定が昔だからかなぁ。