内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

本 海の見える理髪店

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2016年前半の直木賞受賞作品 荻原浩さんの
「海の見える理髪店」

直木賞」というと、ザ文学という感じの、重くて長くて読み疲れるけど心に刺さる、というイメージでしたが、
この本は、家族にまつわる物語の短編集で、さらっと読めます。

最近はこういう作品も選ばれるのね。と以外でした。

どのストーリーも、死んだ家族と自分にまつわる話がベースになっていて、主人公たちの小さな心の揺らぎに共感したり、心配したりしながら、最後は温かい気持ちになれて、読後感がとても良かったです。

ただ、家出少女だけは、その後のみんなの幸せを祈るしかありませんが。。

荻原浩さんの他の作品も読んでみたくなりました。