内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

本 「はだかんぼうたち」「狭小邸宅」

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両方もちろん図書館から借りました。
「はだかんぼうたち」は2103年3月に出た江國香織さんの本です。
特に大きな事件が起こるわけでもなく、主人公桃と周りの人々の日常が淡々と流れていく中で、心の動きが書かれていきます。

みんな、心の中の中の中は自分でもわからなくて何かをうめるために誰かがいるけど、結局一人でしかなくて、みんなそれぞれなんとか生きてるって感じがします。


「狭小邸宅」は新庄耕さんのすばる文学賞受賞作品だそうです。
タイトルだけで予約したので、狭小住宅の写真集かと思って取りに行ったら、普通の本でびっくりしました。そして内容にもびっくりです。

なんとなく不動産屋さんに就職してしまった主人公。入った会社は超ブラックで成績も上げられないけどやめる決断もできずに退職を迫られます。退職されられるなら1件だけ頑張って売ってみよう!としたところから風が変わり始め、優秀な不動産マンになっていくんですが、最初と最後とどちらが幸せなのか・・・まぁ、本人がそれでこの先もずっと幸せならいいんですけどね。