1つ目の島。
1つ目の島は時間がループする。
生きるのに疲れた人、これ以上生きていけない人が訪れて、
記憶の、これ以上先に進みたくないところで自ら無意識に止めて、
戻りたい時から繰り返す。
永遠に。
2つ目の島はすべてが真実の島。
嘘にまみれた人生をおくった人が、本当のことが知りたくて訪れる。
でも、ほとんどの人は、真実が怖くてこの島に来ることができない。
3つ目の島は、三角が連なる街。
表裏はない、ただ、隣もない。
とどまることに疲れたら、三角の頂点をわたって、またどこかの街へ。