内緒でいろいろ作るんだ。

だだの日記です。忘れないように書いてます。

本 舟を編む

イメージ 1
この映画見たのいつだっけ。
まぁ、そのころ予約して、ようやく10月になって回ってきた。
ちょっと宅建で本読んでる場合じゃなかったので、読書解禁です。

ストーリーは、15年もの時間をかけて辞書を編纂する話。
人々の使命感と熱意がちょっと世間とずれた感じが面白い。
本を読んで、映画が本当に良くできているのがわかった。
言葉の妙はやっぱり本。ひとつの言葉の広がりや伝えるための言葉ということが良くわかる。

まじめくんが、辞書編集部に異動になって、浮いてる自分に悩むとき、言葉の持つ面白さだけでなく言葉を使って伝えることの大切さに気づかされるところ、すごくよかった。

あとは漢字。音だと伝わらないニュアンス、たとえば「かぐや」。
映画だとただ「かぐや」だけど、「香具矢」。漢字を知ってて音を聞くのと知らないのとはちょっと感じ方が違うと思った。宮崎あおいちゃんは「香具矢」の雰囲気にぴったり。

映画は役者さんが上手で、本だと地味なところを大げさに、でも違和感なく表現されていて、+αの面白さがあった。

言葉は伝えるためのものなんだと思う。