ローリングさんがハリポタシリーズ終了後に大人向けに書いたカジュアルベイカンシーは、読後感が悪くて嫌な気分になるのであまり好きではなかったのですが、これは面白かったです。
片足をなくして軍を退役した探偵が主人公で、そこに優秀なワトソン的役割をする女性が秘書として登場します。
あれ?女性のほうが主人公かな?
どっちにしても、ふたりとも魅力的なキャラクターです。
今回依頼される案件は、いかにも、はじめからこいつが犯人だろ、という登場の仕方なのですが、なかなか、そうはならなくて、犯人はだれ?と2転3転します。
結局、やっぱりこいつか、となるのですが、なかなか面白かったです。
シリーズ展開に期待します。