2016-10-08 本 ふなふな船橋 ★★★★☆ 芸術の会 #読書 「ふなふな船橋」、面白かったです。 吉本ばななさん、今まで訳もなく嫌っていてごめんなさい、と反省しました。 タイトルに惹かれて、読んだのですが、私が若いとき、吉本ばななさんがとっても流行ってて、あまのじゃくな私はそのころ「さらっと読めて面白いけど何も残らないんでしょ」と勝手に決めつけて読んだことなかったのです。 本当にごめんなさい。 思春期に両親と離れて暮らすことになった主人公の女の子が、ふなっしーのぬいぐるみと寄り添いながら大人になって、大人ならではのいろいろな壁に躓いた時に、多少のファンタジーと現実の家族や友人とともに成長しながら前に進んでいく、というストーリーも良かったし、地元民にはたまらなくツボをついたお店とか出てきて、かなり面白かったです。 特にロスコルームのところは、ロスコの空気に包まれて圧倒される感じが、本当にそうで、行った人にしか解らないあの感じを思い出しました。 これを機に、吉本ばななさんのほかの本も読んでみようと思いました。