「とわの庭」小川糸
「ライオンのおやつ」つながりで読んでみました。
目の見えない「とわ」がお母さんと二人で暮らしている家。目が見えないとわのために母は庭に香りのする木々を植え、朝には鳥がさえずる。
はじめは平穏な日々が続いていくが次第にネグレクトになり、最後は完全に放置されてしまうとわ。
ある日ついに母の呪縛から逃れる決意をし、外に出て助けられ、いろいろな人と関わり、いろいろなことを知り、「とわの庭」のある家で、一人でしっかりと生きていく。
いろいろ突っ込みどころはあるけど、生きる苦しさより、明るく前向きに生きていくことが、素敵な出会いや豊かな心に繋がるというところが良かった。
でも、とにかくぬるい。