#読書
・それまでの明日 原りょう 探偵もの、好きなんです。 なんとなく図書館で借りたこの本、ハードボイルドで好みでした。 主人公の探偵は消費者金融の支店長から、料亭の女将の身辺調査を依頼されるが、その女将はすでに亡くなっていて、支店長とも連絡がとれ…
今月読んだのはこの冊 「永遠のおでかけ」 益田ミリ 「検察側の罪人」 雫井 脩介 マリコ、うまくいくよ からの流れで、最近益田ミリさんの本を 何冊か読んでいます。 永遠のお出かけは、お父様を亡くされて感じた いろいろなことを綴った本です。 ただ悲しい…
あまんじゃく 藤村いずみ 元外科医のプロの殺し屋 仲介者から紹介された依頼者から直接話を聞き 納得したケースだけ引き受ける。 1つ1つのケースは別々のようで、 だんだんと関連が明らかになっていき、 ・・・・・ この辺までは面白かったんだけどね。 こう…
・君たちはどう生きるか 吉野 源三郎 中学1年のコペル君が、死んだ父親が残した「りっぱな人間になってほしい」 ということについて、お友達とのかかわりや日々出来事の中で、 いろいろ考えたり、感じ取ったりする話。 父親代わりに道筋を示してくれる「おじ…
・犬棒日記 乃南 アサ 人物観察日記。 どんな人でも面白いなぁと思った。 私もどこかで誰かに見られていて、いろいろ想像されているのかもしれない。 乃南さん、「凍える刃」しか知らなかったけど、 他にも面白そうな本が有ったので、こんど読んでみたい。 …
最近読んだ本。 忘れちゃいそうなので。 「一ミリの後悔もない、はずがない」 一木 けい みんな、いろんな経験をして大人になっていくんだなって話。 中には切なかったり、理不尽だったり、大人の事情で振り回されたり、だからと言って不幸ではない。 過去も…
2016年前半の直木賞受賞作品 荻原浩さんの 「海の見える理髪店」 「直木賞」というと、ザ文学という感じの、重くて長くて読み疲れるけど心に刺さる、というイメージでしたが、 この本は、家族にまつわる物語の短編集で、さらっと読めます。 最近はこういう作…
2016年の芥川賞、「コンビニ人間」。 まず、思ったのが、 サイコパスでも、コンビニ人間として社会に適応して暮らしているなら実害はないので、うちのそばのセブンイレブンにもいてほしいです。 うちのそばのセブンイレブンは本当にダメダメなコンビニなので…
「ユウくん」を虐待している場面から始まって、「ユウくん」という名前の3人の子どもと母親の日常の話が続く。 どの家庭も子どもを育てるのにいっぱいいっぱいで、ハラハラしつつも共感してしまうところもいっぱい。 結局、どの家も男親っていうものは、大き…
遅ればせながら、夢をかなえるゾウを読んだ。 ガネーシャはたまに共感できることをいう。 ●カーネギーの「だれか一人のいいところを見つけてほめる」のところ 「人は自分の自尊心を満たしてくれる人のところに集まる。その人のそばにいたら自尊心がが高まる…
放送作家の主人公が、ガンで余命6ヵ月と診断され、延命治療をせず、自分が死んだ後も妻と子供が幸せに暮らせるように、妻の再婚相手を探すことを人生の最後の仕事とする話。 エンターテイメント作品としては面白いと思いますが、シチュエーションも人物もス…
「万能鑑定士Q」の凜田莉子と 「探偵の探偵」の紗崎玲奈。 両方とも人気のシリーズだけに、どれだけ面白いかと期待したけど、話が大きくなりすぎて逆につまらなくなるパターン。 Ⅰはすごく面白くて、のんびりした莉子とクールな玲奈がいいコンビ。莉子のお店…
J・K・ローリングが覆面作家として別名でデビューしたことで話題になった探偵小説の第2弾。 ロバート・ガルブレイス著 「カイコの紡ぐ嘘-私立探偵コーモラン・ストライク-」 失踪した夫を探すという依頼から猟奇的な殺人事件へとつながっていくのですが…
「モンスター」 百田尚樹 ★★★★☆ モンスターとよばれるくらい不器量な少女が、そのことでたくさん傷つけられ、美しさという価値観に囚われて育つ。名前を変えて東京に出たある日、ふとしたきっかけで目の整形したことででコンプレックスが解消され、以降次々…
「また、同じ夢を見ていた」 住野 よる ★★★★★ 主人公の女の子は、頭が良くていつも正しいけど、「かしこい」という自分の中の基準でクラスメートを見ていて、人それぞれの気持ちや価値観に気づいたり思いやったり認めてあげることができない子だった。 そん…
「ふなふな船橋」、面白かったです。 吉本ばななさん、今まで訳もなく嫌っていてごめんなさい、と反省しました。 タイトルに惹かれて、読んだのですが、私が若いとき、吉本ばななさんがとっても流行ってて、あまのじゃくな私はそのころ「さらっと読めて面白…
かもめ食堂 残念ながら私にはぜんぜん面白いと思えなかった。 年齢や境遇が近いのに共感できる人物がいない。 普通、宝くじは絶対当たらないし、 住んだことのない国の言葉をちょっと学んだくらいで話せる人はいないし、 いくら調理地学校に通ったからといっ…
最近読んだ本 ・田舎の紳士服店のモデルの妻 宮下 奈都 ★★★★☆ 都会でちょっと上の生活をしている「妻」が夫のうつをきっかけに、田舎に引っ込むことに。そこから10年の心の移り変わりを数年ごとに追っていく話。 普段の生活の中でいろんなことを悩みながら、…
深木章子さんの「 殺意の構図 探偵の依頼人」を読 みました。事件が「藪の中」のように、登場人物それぞれの視点から語られていて、はたして真実は・・・という内容に引き込まれました。 弁護士の衣田は、専門外の殺人事件を担当することに。容疑者は養父宅…
映画も本も、スパイもの大好きなんです。 吉田修一「森は知っている」 シリーズものとは知らなかったのですが、何かで紹介されていたので読んでみたら、かなり面白い。 訳ありの孤児をスパイとして教育する組織に生活をゆだねている少年が、スパイとして生き…
夏前に樹木希林さん、永瀬正敏さん主演で映画が公開された、ドリアン助川さんの本「あん」です。 映画を見たかったのですが、近くで上映がなかったので、原作を読んでみました。 映画の予告編では、希林さんがあんこを煉っているシーンが印象的でしたが、本…
ジェフリー・ディーヴァーのリンカーンライムシリーズです。 四肢麻痺の科学捜査官リンカーンライムが、微細な手がかりから大きな犯罪を暴いていくこのシリーズは、ハラハラとどんでん返しの連続でとても面白いです。 今回は反米活動家を不法に暗殺した政府…
J.K. .ローリングさんが、別名ロバート・ガルブレイスとして書いた探偵小説です。 ローリングさんがハリポタシリーズ終了後に大人向けに書いたカジュアルベイカンシーは、読後感が悪くて嫌な気分になるのであまり好きではなかったのですが、これは面白かった…
松岡圭祐さんの本は、万能鑑定士Qが一番有名なのかな? 昔、「催眠」「千里眼」が読んだことあって、当時の印象では、なかなか面白かったので、こちらのシリーズを読んでみました。 美人で魅力的な主人公、探偵というジャンルl、いかにもドラマ化映画化した…